『自分でできるスキーマ療法ワークブック』はじめます
セルフケアとしてのアウトプットが必要!!と思いつつなかなか踏み切れなかったのだけれど、先日行った占い(ほぼカウンセリング)で、「まずは自分の感情を自覚するようにしてみて」と言われ、
「自己感情の自覚と吟味なんて援助職の基本。それ知ってるし!」
と反射的にドヤ顔しそうになったものの、「あれ?私それ知ってるけど…できてたのか?」と改めて振り返ると、背後にモヤモヤした暗雲が!うわっ!!ということで、このブログを始めてみました。
暗雲の中身はもちろんまだよくわからないのだけれど、おそらく私は何らかの感情がわいた際、「これは私が感じてもよい感情なのか」を逐一判定しているのだと思う。不可と判定された感情は、抑圧されたり、違うものに加工されたりしている。可をもらった感情も、変なプロセスを経ているせいか、うまく感じられていない。
「どんな感情を持ってもいいよ。それを自覚して統制することで、感情に左右されない支援ができる」なんてことを人には言いながら、自分自身には「自由に感じる」ことを許していなかった。そして、許していないことすら自覚しないようにしていた。おそらくそういうことだ。
生きていることの「実感のなさ」や抑うつ感は思春期からずーっと続いていて、危機もいくつかあったけどなんとか乗りきって、表面的にはそこそこやれていると思っていたのだけれど、最近疲労感がはんぱなくて、あーこりゃ生き方変えなきゃだめだ、となった次第です。
カウンセリングや臨床心理にはもともと興味があって、本も読んだしセラピーを受けてみたこともあるけど、いまいちフィットしなかった。今思うと、自分に向き合う用意がなかったから、その場しのぎになってしまっていたのかも。
生き方を変えたい。そう思ったのは何度目かわからないけれど、書いていてふと浮かんだのは、私は私を許したい…というか、「私を許さない私」(感情を判定している門番みたいな「彼女」)にご退場願いたい、ということ。
さらに感覚でものをいうと、おそらくグレートマザーに由来する「グレートミー」の頑張りは本当に偉大だったけれど、それはもういいから、記念碑でもたててさよならしようよ、という感じ。
セルフケアとしてのアウトプットの話に戻って、さよならするための方法として、こちらのワークブックを選んでみました。
自分でできるスキーマ療法ワークブック Book 1 生きづらさを理解し、こころの回復力を取り戻そう
- 作者: 伊藤 絵美
- 出版社/メーカー: 星和書店
- 発売日: 2015/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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認知行動療法いいんだけど、もう少し深堀りしないと膿が出ないよね…というところにフィットしそう、かつ、著者の語り口があたたかかくていいなと思っています。
この本に示されたワークに取り組むなかで気づいたことや理解したことなんかを、このブログに書き残しておこうと思っています。
ともかくもう少し、楽になりたい。
達成はもういいから、人生を楽しみたい。
「私」から解放されたい。自由になりたい。
そんな自分の思いを叶えるために、そして、そうなることで私の近しい人たちの負担も減らせればいいな!ということで、少しずつでも進んでいきたいと思っています。